チェリーテラスの食とレシピ

Cherry Terrace Official Site

二十四節気の食材とレシピ「雨水」(花粉症対策)

まだまだ気温の低い日は続いていますが、季節は雨水。降り続いていた雪が雨へと変わり、雪解け水で大地が潤い始める頃です。春の訪れはもう間近…ここから三寒四温を繰り返しながら、春へと向かっていきます。心まで温めてくれるようなポカポカとした春の暖かさが待ち遠しいですね。 一方で花粉症をお持ちの方には辛い季節がやってきます。花粉症は免疫機能が正しく働かずに発症してしまいます。

花粉症対策の食べ方のポイントは4つ

「腸内フローラのバランスを整えよう」
私たちの身体の免疫力の7割は腸の中にあるといわれています。つまり腸の中にいる細菌のバランスで、免疫力までが決まってしまいます。フローラとはお花畑。腸内のお花畑をどんな菌で作るか、これで免疫力を整えていきます。

「菌を食べよう」
菌を食べるといって真っ先に思い浮かべるのは発酵食品でしょうか。ヨーグルトをはじめ、納豆、チーズ、漬物、キムチなど。忘れてはいけないのが、発酵した調味料。醤油、味噌、味醂、 酒、酢など、日本の調味料は発酵したものが多くあります。この他に菌を食べるということでしたら、きのこを召し上がる事も重要ですね。

「ねばねば食品を食べよう」
ネバネバとした食品に含まれている成分には胃腸の粘膜を保護し、消化を助け肝機能や腎機能を高める効果があります。山芋、オクラ、モロヘイヤ、里芋、なめこなどが代表食品。またわかめ、もずく、昆布など、海藻のなかでネバネバしているものにも腸内環境を改善する効果が期待できます。

「抗酸化力の高い食品を摂ろう」
活性酸素から身を守ることが、免疫力のアップにつながります。これからの季節、紫外線も強くなります。色の赤、黄色、オレンジの野菜をお勧めします。

鱈と里芋の蒸し煮 青のりオイル

鱈と里芋の蒸し物 青のりオイル

春は過ごしやすい気候で軽やかな気持ちになる季節ですが、 花粉症で悩まれる方も非常に多く、日本人の約7人に1人が花粉症であると言われています。

花粉症を食事で完全に防ぐことは難しいのですが、免疫力を維持する食べ方で、過剰な免疫反応から守る手助けをしてくれます。

今回のメニューに使用した里芋と長ねぎには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える善玉菌のえさになります。免疫機能の約7割は腸内環境で決まると言われているので、里芋はおすすめの食材です。また 冬が旬の里芋と長ねぎには体を温める性質があります。体温が1℃下がると免疫力は約30%下がると言われています ので、温かい状態でいただく蒸し煮は、食べ方・食材ともにおすすめのメニューです。

手作りみそ

手作りみそ

家で過ごす時間が増えた近年は、季節の手しごとを自宅で楽しむ方も増えたのではないでしょうか。手作りみそは毎日の 食事で少しずつ使用できる利便性と、市販品では味わえない美味しさがあり、おすすめの手しごとです。

手作りみそを作る上で大変な煮大豆をつぶす作業は、バーミックスを使えばラクに楽しく調理できます。

みそは日本人が昔からいただいてきた発酵食品。発酵に寄与する乳酸菌や麹菌は善玉菌のため、腸内環境を整えてくれます。みそ汁は体も温めるため、免疫を維持する食事としておすすめの一杯です。

大豆には免疫細胞を活性化させる働きもあると言われています。大豆以外にも、しめじや長ねぎ、かぼちゃやなすにも含まれているので、お好みの具材でみそ汁や味噌料理をお楽しみください。

手作りみそのコラムはこちらから
作り方の動画はYoutubeはこちらから

ミニどら焼き 緑茶風味

ミニどら焼き 緑茶風味

茶葉をバーミックスで粉状にして生地に混ぜ込んだ、緑茶の風味を楽しむ手作りどらやきで、ほっと一息はいかがでしょうか。

緑茶にはカテキンが豊富です。カテキンには、花粉症のアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える効果があると 言われています。茶葉をまるごと使用することで、緑茶を飲むよりも多くカテキンを摂る事ができ、一般的などら焼きには無い香り高さが味わえます。

また、あんこの原料である小豆には、ポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用のある物質です。私たちの体は活性酸素が多いと免疫力が低下し、体調を崩しや すくなります。お食事から抗酸化作用のある食材を摂ることで、 毎日の健康維持に繋がります。「ミニどら焼き 緑茶風味」は、 おやつを楽しみながら体に嬉しい成分を摂ることができる、おすすめの一品です。

ひじきと豚肉の炒め煮

ひじきと豚肉の炒め煮

副菜の定番であるひじきは、豚肉と一緒に炒め煮することで 美味しさとボリュームがアップ。免疫力を高めるためにはたんぱく質の摂取も大切ではありますが、花粉症の症状が出ている時は、オメガ6脂肪酸を多く含む油での揚げ物は避けたいとこ ろ。オメガ9脂肪酸のラウデミオとにんにくで炒めることにより、 香り高く仕上がり、いつもと違うひじき料理となります。

ひじきに含まれるフコキサンチンという成分には、強力な抗酸化作用があると言われています。体の中の活性酸素を除去 して免疫力を維持することで、過剰なアレルギー反応から体を守っていきましょう。フコキサンチンは昆布やわかめにも含まれていますので、普段のお料理に少しトッピングするだけで、カラダに嬉しい一品にアップグレードできます。

ひじきと豚肉の炒め煮は、ごはんに混ぜていただくのもおすすめです。

(文/グラフ デザイナーフーズ株式会社)