チェリーテラスの食とレシピ

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二十四節気の食材とレシピ「大暑」(夏バテ)

暑い日が続くと気になるのが「夏バテ」。暑いとついつい水分や冷たいものばかり口にするようになってしまいます。そんな食事が続くと「夏バテ」の原因に。夏バテ予防には食事をしっかり摂る事が重要になります。
そして次に大切なポイントが「何と一緒に食べるか」。 夏は冷たいものやのど越しのよいそうめんなどの麺類が多くなりま す。このお食事は、エネルギーの原料である「糖質」はしっかり摂ることができます。しかし、エネルギーになるためには、ビタミンとミネラルが必要。これらが不足するとエネルギーの生産量が落ちてしまい、夏バテになってしまいます。
エネルギー生産量を上げるには「ビタミンB群」とミネラルを一緒に摂る事がポイント。特ビタミンB1の多い食べ物は何といっても 「豚肉」。皆さんスタミナ料理には焼き肉や生姜焼きなど、よく耳にしますよね。 そしてもう一つ隠された秘密が。
「生姜」「にんにく」「ねぎ」「ニラ」といった野菜には「アリシン」という成分が含まれています。このアリシンがビタミンB1と一緒になると 「アリチアミン」という成分がパワフルに細胞のエネルギー生産能力をアップさせます。
暑い夏、お食事をしっかり摂って夏バテしないようにしましょう。

レバーペースト

レバーペースト

バーミックスは、手作りのレバーペーストを簡単に作る事ができます。冷凍保存もできるため、一度作っておくと簡単にお 召し上がりいただく事ができ、調理が大変な夏の暑い時期におすすめのレシピです。栄養的にも夏バテに嬉しい一品。レバーにはビタミンB群の1種であるナイアシンが含まれています。ナイアシンは生体に最も多く存在するビタミンで、体の様々な反応のサポートをしてくれます。言い換えると、不足することで疲労が回復できず、 夏バテを引き起こす一因となります。ナイアシンは、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の原料にもなります。レバーの他に、鰹節やたらこ、鶏ささみ、干し椎茸などにも多く含まれています。

ゴーヤのバルサモ・ビアンコ和え

ゴーヤのバルサモ・ビアンコ和え

ビタミンCをたっぷりと含む夏野菜のゴーヤを、バルサモ・ビアンコの香り高い酸味で食べやすく仕立てた一品です。
夏は汗を多くかく事から水分摂取量が増え、これによって胃酸が薄まってしまい、胃腸の機能が低下しがちです。酸味のあるお食事を取り入れることで胃酸を出して消化を促し、疲労の原因である乳酸の分解をサポートしてくれます。
夏バテは強い紫外線を浴びたダメ―ジによっても起こります。紫外線を多く浴びると体の中に疲労の原因となる活性酸素が発生しますが、ゴーヤに含まれるビタミンCには抗酸化作用がありしっかりとアプローチをしてくれるため、ゴーヤのバルサ モ・ビアンコ和えは夏の養生におすすめの一品です。

ヘルシーガパオ

ヘルシーガパオ

豚ひき肉に、高野豆腐をプラスしてヘルシーに仕立てたガパオライスです。豚肉と高野豆腐は、スライシ―を使用することで簡単にミンチ状に仕上げることができます。豚肉には、夏バテ予防におすすめの栄養素「ビタミンB1」が豊富に含まれています。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える際に必要な栄養素です。夏は、食べやすいそうめんなど、糖質のみのお食事になりがちです。 しかしビタミンB1などの栄養素が不足すると、摂取した糖質が上手にエネルギーに変換できず、だるさ等の夏バテ症状が表れます。また、このビタミンB1はねぎやにんにく等に含まれる「アリシン」という成分と一緒に摂る事で、 ビタミンB1の効果を持続させることができます。ヘルシーガパオにはアリシンを含む玉ねぎを使用しているため、夏バテ予防におすすめの食べ合わせになります。

春雨のアジア風サラダ

春雨のアジア風サラダ

ナンプラーや、バルサモ・ビアンコを使用した自家製スィートチリソースの香り高さが食欲をそそる、夏におすすめのサラダです。食欲が落ちやすい夏は、味付に酸味を取り入れたり、香味野菜を取り入れることで食べやすい一品に仕上がります。豚ひき肉を使用しているため満足感があり、夏バテにおすすめの栄養素であるビタミンB1をしっかりと補給することができま す。春雨を加えることでエネルギー源の糖質と、糖質をエネルギーに変換する際に必要なビタミンB1を一緒に摂る事が出来るため、おすすめの食べ合わせとなります。自家製スィートチリソースは、今回のレシピの他にもお刺身やマリネなど、幅広くお使いいただけます。