「大根どきの医者いらず」「大根役者」などという言葉はご存じですか?「大根どきの医者いらず」は大根の収穫時にはみんな健康になり、医者がいらなくなるという意味です。「大根役者」は消化のよい大根を食べても、食あたりすることがないことから、平凡であたらない(うけない)役者をこう呼ぶようになりました。このように大根は昔から消化を助ける体によい野菜と考えられてきたのです。最近では、中まで真っ赤な大根や、緑色、紫色など、カラフルな大根も見かけるようになりました。そんな大根は、色や食べる部位によって栄養も大きく変わります。
上部
上の部分は、甘みがありみずみずしさを味わうことができ、サラダや和え物におすすめです。「大根とサラミのサラダ」はバーミックスを使用したヘルシーマヨネーズで作る簡単サラダ。意外な取り合わせですが、彩りよくおもてなし料理の一品にもなります。
中央
真ん中の部分は、甘みと辛みのバランスがよく、煮物におすすめの部位。寒い冬にはほくほくの「ふろふき大根」は如何でしょうか。大根はクリステル鍋でじっくりやわらかく火を入れます。バーミックス(グラインダー)ですったすりたてのごまを使ったごまみそ、肉みそなど、好みの練りみそで熱々をお楽しみいただけます。
先端
先端の部分は辛みがあって筋っぽい食感。まさに大根おろしがぴったりな部位です。大根おろしがのった「和風ハンバーグ」は大根おろしの他、玉ねぎを刻む、肉を挽く、材料を混ぜるなどバーミックスを活用すればより手軽に楽しむことができます。また、バーミックス(スライシー/チョッピングナイフ)で肉を挽くと、好みの細かさに調節できたり、挽きたてのおいしさを楽しめたり。ぜひお試しください。
皮
剥いた皮も是非活用したいもの。大根の皮には食物繊維が豊富にふくまれています。「大根の皮のきんぴら」は皮もあますことなく食べられる一品。クリステル浅鍋を使って、手早く、少ない油で炒めれば、材料から余分な水分が出てしまうこともなく、食感よく仕上がります。
葉
一番栄養があるのは葉の部分。カロテンをはじめビタミンC・E、K、葉酸といったビタミンが含まれています。これらのビタミンは油との相性がよい栄養素。大根の葉の独特なくせが苦手な人は、じゃこやゴマなど風味のある食材と炒めて、「大根の葉とじゃこのふりかけ」はいかがでしょうか。冷凍保存もできます。
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そんなローリングストックとしておすすめな食材のツナ、切干大根、ひじきを使用して「炊き込みごはん」のご紹介をします。キッチンばさみで切干大根を切ってしまい、ツナ、ひじきを加えて作ります。切干大根を戻す必要もなく、大根の風味とツナの旨味を楽しむことができます。