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【堤人美さん】じんわり温まる冬にオススメのおかゆ

前回のコラム「おかゆを朝の始まりに。」では、夏に向けて身体を冷やさないためのおかゆをご紹介いただきましたが、今回は心も身体もやさしく温めてくれる冬にオススメのおかゆをご紹介いただきました。

簡単サムゲタン

参鶏湯は本来「伏日」(ポンナル)という土用の丑の日のような日に食べる食べ物。体を温める素材をたっぷりと加え若鶏とともに煮込みます。今回は手に入りやすい鶏もも肉を使いますが、鍋用に切ったものでもおいしくできるので是非作る際は味の出る骨付きのものをお使い下さい。他になつめ、ネギ、にんにく、干ししいたけ、銀杏、高麗人参を加え味に深みと香りのある参鶏湯に仕上げました。澄んだ鶏のスープで煮た参鶏湯、夏の韓国の風物詩ですが、寒い冬にからだを芯から温める一品として最適なお粥。簡単に作ることができ、満足度の高さは他とはけた違い。寒い日、元気になりたい日にぜひお楽しみ下さい。

蒸しカキと三つ葉のおかゆ

蒸しカキと三つ葉のお粥

冬といえばカキ!このお粥のポイントはカキをまず蒸してその蒸し汁でおかゆを炊くということ。これだけでおかゆにうま味が満ちて調味料がいりません。食感を加えるため、れんこんを小さく切って加え、炊き上がりにカキを加えたら出来上がりです。

蒸しカキと三つ葉のお粥

出来上がりに三つ葉とラウデミオをさっくりと混ぜた薬味をのせて。カキでうま味を三つ葉で香りをラウデミオでコクをプラスしワンランク格上げされたお粥の出来上がりです。ふっくらとしたカキのうま味たっぷりの旬ならではのお粥、今しか味わえません。

カリフラワーとハトムギの豆乳がゆ

カリフラワーとハトムギの豆乳がゆ

うるち米とハトムギ、カリフラワーを加えた女性に優しいおかゆ。カリフラワーはお好みの固さに仕上げて白いおかゆに仕上げます。クリームシチューのようなクリーミーな温かさの優しいおかゆは朝にも寒い夜にもぴったりです。ハトムギが手に入らなければ、もち麦などでもおいしくでき、ささみのかわりにエビもおいしい。豆乳は仕上げに加えて分離しないように煮たてず仕上げます。米と豆乳のとろみにカリフラワーとアーモンドのカリッとした食感が楽しく、優しいお粥の中にも味の変化が感じられる一品です。