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旬の時期
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12月
和名ひらがな ばなな
和名カタカナ バナナ
英名 banana
仏名 banane
伊名 banana
バナナを材料に使ったレシピ
28件のレシピが見つかりました。
Cherry Terrace Official Site
バショウ科の大型多年生草木。原産地は東南アジアで、栽培が始まったのは有史以前と非常に古く、紀元前10〜同5世紀ごろといわれる。東は太平洋の島々を経てオセアニアへ、西はインドやマダガスカルへと伝えられ、時を経て5世紀ごろアフリカに広まった。ヨーロッパへは15〜16世紀ごろ、アメリカ大陸へはコロンブスによる新大陸発見(1500年ごろ)後に持ち込まれた。日本へは15〜18世紀に三尺バナナと呼ばれるものが中国から導入されたが、普及したのは明治(1868〜)以降。現在の栽培地は主に熱帯地域で、アフリカ、インド、ブラジル、フィリピン、エクアドル、台湾などに多い。日本でも沖縄を中心にごく少量栽培している。日本名は、芭蕉(ばしょう)に似ているので実芭蕉という。生食用の果肉は黄白色が多く、未熟なものはかたくて渋みが強いが、熟すとなめらかでやわらかくなり、渋みも消えて甘みが増す。果皮は未熟なうちは緑色だが、熟すと黄色、淡褐色、紫紅色などになる。消化がよいためスポーツの直前に食べるとよく、べビーフードにも向く。昨今はダイエットに効くからと朝バナナのブームが起こったのは周知の通り。果実は、生食のほか、ケーキ、クレープ、パフェ、ジュース、シェイク、アイスクリーム、シャーベットから、サラダ、フライ、フリッター、クリーム和えなどに使われる。生食用の栽培種は年間を通じて実がなり、収穫に季節性がないことが特徴で、品種は120〜130もある。そのうち日本で輸入している主な品種はグロスミッチェル、カーベンディッシュ、台湾バナナの北蕉(ほくしょう)や仙人掌(せんじんしょう)、モンキーバナナ、モラードなど。グロスミッチェルは、大きくて果皮は厚く、淡黄色。果肉も淡黄色で、味は淡泊。エクアドルなどの中南米をはじめ、世界的に栽培されている。カーベンディッシュは、長さ15〜22×直径3.5〜4cmほどで、果皮は厚くて美しい黄色をし、果肉は乳白色。肉質は緻密で香りがよい。中でもジャイアント・カーベンディッシュは日本向けにフィリピンで多く栽培されている。北蕉(ほくしょう)は、やや短めで太く、果肉は黄土色がかった濃い黄色。肉質は緻密で、水分、甘みともに多く、濃厚な味で美味。グロスミッチェルに類する台湾の主要品種で、日本では多く輸入し、人気がある。仙人蕉(せんじんしょう)はこれの変種。モンキーバナナは、長さ7×直径2.5cmほどと小さいが、味はよい。モラードは、果皮が赤くて果肉はクリーム色。肉質は緻密でなめらかで、甘みも香りも強い。市場に並ぶのはほとんどがエクアドル、フィリピン、台湾産で、通年輸入されているが、完熟バナナは腐敗しやすくて輸送性が劣るため、未熟果で輸入する。それを室(むろ)に入れて加湿追熟し、果肉が黄化して渋みが消え、甘みと香りが強くなってから出荷する。加工品としては、乾燥バナナ、ピュレ、バナナチップなどがある。なお、日本では果物として食す生食用が一般的だが、世界の全生産量の約半分は料理用の品種で、生食用より果肉がかたく、渋みが強くてでんぷん質が多いのが特徴。普通はこれもバナナというが、プランテインとも呼ばれる。アフリカ、カリブ海沿岸、南アメリカ、マレー半島などでは主食代わり、フライや煮込み、炒め物、菓子材料などに使われる。
◇栄養成分 果物の中で、特にエネルギーが100g当たり約90kcalと高い。未熟果は大部分がでんぷんだが、熟すにつれて糖化して甘くなるため、糖質が多い。ビタミン類ではビタミンCが比較的多く、B1、B2のほか、肌荒れ予防に効果のあるカロチンも含む。ミネラルでは鉄、カルシウムのほか、体内の代謝生理に関わり、高血圧の予防に役立つカリウムも100g当たり360mg含む。さらに便通を促す食物繊維、便をやわらかくするペクチン、整腸作用のあるオリゴ糖を含んでいるので便秘解消に役立つ。なお、オリゴ糖は生理活性物質であるTNF(腫瘍壊死因子)を増やす働きもあり、風邪やがんの予防に有効と考えられる。漢方的には、熱を冷ます作用があるので、熱があってのどが渇くときによいとされる。また腸を潤すので便秘や痔にもよく、血圧を下げる働きがあるという。
◇選び方 房がそろい、1本ごとに丸みがあり、皮の色が濃く、やわらかいものがよい。黒っぽい斑点が出ているものは、見た目は悪いが食べごろで、甘みがあって味がよい。ちなみにやや淡泊な味の中南米産はほっそりし、甘みの強い台湾やフィリピン産はずんぐりしている。
◇扱い方 保存温度は12〜15℃がベスト。10℃以下に冷やしすぎると低温障害を起こして果肉が黒変するので、室温で保存し、冷やすときは食べる30分ぐらい前に冷蔵庫へ入れるとよい。切ると褐変するが、レモン汁をふりかけておくとある程度変色を防げる。未熟で渋みのあるものは、紙袋などに入れて暖かいところで追熟させると、渋みがとれて甘くなる。
*抗結核薬のイソニアジド、抗うつ薬のサフラジンを服用している人が食べると頭痛、高血圧などの症状が出る場合があるので注意する。
*体を冷やす作用があるので、胃腸が弱くて下痢をしやすい人、冷え性の人は、症状を悪化させることがあるので多食しないこと。
旬の時期
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12月
和名ひらがな ばなな
和名カタカナ バナナ
英名 banana
仏名 banane
伊名 banana
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