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旬の時期
9, 10, 11, 12月
和名漢字 林檎
和名ひらがな りんご
和名カタカナ リンゴ
英名 apple
仏名 pomme
伊名 mela
りんごを材料に使ったレシピ
46件のレシピが見つかりました。
Cherry Terrace Official Site
バラ科。中央アジアの山岳地帯、コーカサス地方などの寒冷地が原産で、紀元前にはヨーロッパに広がり、4000年以上前から栽培されていたと推定される。16~17世紀ごろ栽培が盛んになり、18世紀以降に現在のような大果で味のよい果物用品種が発達した。それが移民とともに伝わったアメリカで、19世紀ごろから生食用の品種が多く育成された。一方、中国にはりんごの近縁種の小果があり、日本には奈良時代(8世紀半ばごろ)に渡来した。地林檎(じりんご)、和林檎(わりんご)と呼ばれているのがそのりんごで、源順(みなもとのしたごう)が編纂した漢和辞書『倭名類聚鈔』(『和名抄』ともいう。934年ごろ)に林檎(りうこう)と記され、これが転じてりんごになったと推定される。青森などで昔から栽培されていた在来種がこの小粒の地りんごで、形が小さく風味もよくないため、ほとんど栽培されなくなった。現在栽培されている欧米系の品種が初めて渡来したのは文久年間(1861~1864)。本格的に導入されたのは、明治4年で、アメリカから国光や紅玉などの苗木を導入したことによる。その後各国からきわめて多くの品種が導入され、青森県を中心にした東北地方、北海道、長野県などの寒冷地で栽培されるようになった。欧米系のりんごは当初、地りんごと区別するために大りんごと呼ばれ、華林檎と書いたが、のちに大りんごの普及により、単にりんごと呼ぶようになった。大正時代にはデリシャスやゴールデンデリシャス、昭和になってからスターキングデリシャス、ジョナゴールドといった多くの品種が導入され、1960年代はデリシャス、印度(インド)、スターキングデリシャスの全盛期だった。日本でも交配育種が民間で行われたが普及せず、多くの新品種が育成されたのは昭和3年以後で、金星、陸奥、ふじといった固有の品種が多く生まれた。その後、品種は年々増え、早生から晩生までバラエティに富み、貯蔵のきく品種が多い上に貯蔵法が向上し、鮮度のよいりんごが一年中出回っている。そのほとんどが有袋栽培だが、無袋栽培も普及し、食味のよいりんごが増えている。無袋物は果皮がざらついていたり、色むらができるなど、外観は有袋物より劣るが、糖度や酸の含有量が高く、味は濃厚になり、ビタミンCの含有量も多い。無袋物には太陽の光を浴びたという意味で頭にサン(sun)をつけた名になっている。りんごの生産量の約80%が生食用で、残りはジャム、ゼリー、ジュース、ワイン、ブランデー、乾燥りんご、粉末りんご、缶詰、各種調味料といった加工品やペクチンの原料になる。現在出回っている代表的な品種は、つがる、千秋、ジョナゴールド、紅玉、王林、ふじなど。つがる(早生の主力品種)は多汁で酸味が少なくて、甘みが強い。千秋(中生)は多汁で、甘みと酸みのバランスがよい。ジョナゴールド(中生の主力品種)は多汁で適度な酸みがあり、濃厚な味がする。紅玉(中生)は、やや酸みがあり、特有の香りがある。王林(晩生)は、皮が緑黄色。多汁で酸が少なく、特に香りが高い。ふじ(晩生の主力品種)は、多汁で甘みが強く、食味がよい。
◇栄養成分 水分が約85%あり、糖質と繊維が比較的多く、有機酸を含む。糖分は蔗糖、果糖、ブドウ糖などで、果糖が多い。みつ入りのりんごは、糖アルコールであるソルビトールが異常に蓄積し、周囲の組織の水分を吸収したもの。有機酸は主にリンゴ酸で、ほかに酒石酸、クエン酸がある。ミネラルではカリウムが多く、消化吸収しにくい繊維のペクチンを含む。リンゴ酸は消炎効果があり、カリウムは血圧降下の作用をし、ペクチンは整腸作用があるので便秘を解消し、血糖値を正常にしたり動脈硬化を抑える働きをする。
◇選び方 なめらかでつややか、キズのないものにする。
◇扱い方 甘み、香りともに皮に近いほうが強いので、皮は薄くむくようにする。切り口が空気に触れるとタンニン系のポリフェノールが酸化して褐変するので、切ったらすぐに薄い塩水につけるか、レモン汁をかける。保存するときは、水分などを逃さないように通気性のあるポリ袋に入れてしっかり口を閉じ、冷蔵庫で。また、エチレンガスの分泌が多いため、ほかの野菜や果物と一緒に保存すると、過熟させたり腐敗を早めるので注意する。反対にその性質を利用して未熟な果物を熟したいときは、りんごと一緒にポリ袋に入れるとよい。
旬の時期
9, 10, 11, 12月
和名漢字 林檎
和名ひらがな りんご
和名カタカナ リンゴ
英名 apple
仏名 pomme
伊名 mela
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