手間のかかるように見える味噌作りは、大豆を煮る、つぶす、混ぜる、仕込む、あとは熟成を待つだけ。この「大豆をつぶす」という力仕事をバーミックスなら難なくこなすことができます。手作りならではの大豆の味、香りが生きたおいしさは格別です。バーミックスで手前味噌作りに挑戦してみませんか?
レシピ制作者: チェリーテラス
材料(でき上がり8kg)
- 大豆 2 kg
- 米こうじ 2 kg
- 塩 800 g
- だし昆布(5cm長さに切る) 2 本
- 酒 少々
作り方
- 大豆はよく洗い、たっぷりの水に12時間浸しておく。このとき、豆が水からのぞかないようにする。
- 翌日、1の大豆をそのまま鍋に入れ(※1)、ふきこぼれないように、ごく弱火でゆっくり煮て(※2)、アクを取る。指でつぶれるくらいのやわらかさにする。
- 塩切こうじを作る。豆を煮ている間に、よくほぐした米こうじと、塩を混ぜる。その際、1/2カップの塩を取り分けて残しておく。
- 豆が煮上がったらざるにあげ、煮汁を切る。この煮汁は残しておく。
- 豆を鍋に戻し、煮汁3カップを入れ、熱いうちにバーミックス(ミンサー)でつぶす
- 5の豆が人肌くらいに冷めたら、3の塩切こうじを加え、へらでよく混ぜ合わせ、煮汁を加えながら粘土くらいのかたさにする。
- 6を、空気を入れないように注意しながら、団子に丸める。容器を酒できれいにふいて消毒し、団子をたたきつけながら押しつけて、空気が入らないように仕込む。
- その際、途中でだし昆布を間にはさんでいくとよい。表面を平らにして、3で残した塩をふりかけ、ラップをはりつけて、その上から出来上がり量の約20%の重し(約1.6kg)をのせ冷暗所で保存する(床下や玄関など涼しくて暗い場所がおすすめです)。
- ふたをして、日付をメモしてはっておく。
- 1カ月半〜2カ月たったら、ガス抜きをする。一度へらでかき混ぜ、もう一度表面に塩(分量外)をふり、ラップをする。
- 3カ月ほどたてば食べられるが、半年〜1年くらい寝かせると、よりおいしくいただける。表面にカビが生えたら、その部分を取り除き、平らにならして塩をふりかける。
※1
大豆を煮るときは、泡が出るので大きい鍋を使い、泡をすくいながら煮る。
※2
圧力鍋を使用する場合は、加圧時間は15分〜20分。大豆は、鍋の半量くらいの量で煮ないと噴きこぼれるので注意が必要です。
ストーリー
20年以上に渡り、毎年大人気の料理教室は、この手作りみそ教室です。長年ずっと作り続けているという方もたくさんいらっしゃいますし、その娘たち世代にも確実に受け継がれているようです。
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