いよいよ夏本番!トマトが旬の季節がやってきます!
トマトの魅力や調理法、トマトを使ったレシピについて、日本初のフードスタイリストとして、様々なメディアで活躍されているマロンさんに教えていただきました。
マロンさんが料理を作るときに大切にしているポイント、それは、「味、色、香り」です。「どんな料理をつくるときでも同じです。三位一体となって初めて本当の美味しさが生まれると思います」。
まずは味について。
「みなさん、調理を始める前にその食材の味見をしますか?」とマロンさん。
「トマトなら、トマトをそのままちょっと食べてみて、その酸味、甘味、旨味を確認します。たとえば今日のトマトはちょっと甘味が足りないと思ったら、蜂蜜をちょっと加えたりします。甘味とコクがプラスされるので、冷製パスタやサラダのドレッシングなどによく合います。
どんな野菜も調理する前に必ず味見をして、その野菜に合わせて味付けをする。味見をしないでレシピ通りに作ってもおいしい料理はできません!」。
次に色について。
マロンさんは「料理の見た目=美味しさ」と言っても過言ではないくらい料理の見た目を大事にしているそうです。
「トマト料理の場合も、色とりどりのプチトマトと合わせたり、同系色の食材でまとめたりと、見た目の美しさにとことんこだわります。トマトは切り方ひとつで味が変わります」。
たとえば、今回教えていただいた「スパイシートマトとフルーツスープ」。オレンジやラズベリーなどと組み合わせた鮮やかな彩りで食欲をそそります。
「ビジュアルを追求することがおいしさにつながり、味にも深み、奥行きが出ます」。
最後に香りについて。
「香りが良いと食欲もそそりますし、料理がより美味しく感じます。ハーブ類などはトマトとの相性がよく、様々な料理にも展開できます。
特にバジルはトマトとの相性が抜群。バーミックス(グラインダー)で作ったフレッシュなジェノベーゼソースに、バルサモ・ディヴィーノとラウデミオをかけた香り豊かなカプレーゼもおすすめ。ジェノベーゼソースは、アクセントにちょっと使うだけでも、香りが引き立ちトマトが美味しくなります。
ただ、旬のおいしいトマトはシンプルにいただくのが1番美味しいので、塩とラウデミオだけで是非召し上がってみてください!
旬の食材は、美味しくて栄養価が高く、安く手に入れることができるのが特徴です。今年の夏は旬のトマトをたくさん楽しんでみましょう!」
マロンさんに紹介いただいたレシピはこちら
ちなみにマロンさんは、1993年にチェリーテラス・代官山がオープンしたばかりの頃、そのときすでに第一線のフードスタイリストとして活躍されていて、撮影用のレンタルに通ってくださいました。以来ずっとご愛用いただいているバーミックスを活用したレシピを今回ご紹介いただきました。どの写真もマロンさんならではのセンスが光ります。